船舶免許の取り方①登録教習所（国家試験免除）とは

登録教習所（国家試験免除）のメリット

小型船舶教習所へ通えば、国家試験である「学科試験」と「実技試験」が免除されます。

というのも、教習所では法律で定められたカリキュラムを使っており、国家試験と同様の内容で修了試験が実施されるからです。

学科と実技試験の免除を受けるためには、修了試験に合格する必要があります。

しかし、わざわざ国家試験が行われる会場まで行く手間が省けるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

また教習所で教えてもらうことで十分な知識を得られるほか、教員から丁寧にアドバイスをもらえるのは、独学にはないポイントです。

受講することで船舶に関する知識を深めたり、教習所で実施される試験対策を行えたりできます。

魅力的なメリットが多い一方でデメリットもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

ある程度の知識がある方にとっては、教習所で教えてもらう内容がすでに知っていることであれば、講習が長く感じてしまうかもしれません。

学科講習の時間は法律で定められており、1級小型船舶免許は計24時間、2級小型船舶免許なら計12時間、特殊小型船舶免許であれば計6時間の講習を受ける必要があります。

そして、登録教習所に通うためには講習費などが必要です。独学であれば費用は抑えられますが、合格率を少しでも上げるなら教習所を頼ってみてはいかがでしょうか。

船舶免許を取るために登録教習所で受講することを検討されている方は、大まかな相場を把握しておきましょう。

国家試験を受けるための手数料は免許の種類によって異なりますが、22,750円〜28,950円です。

そして国家試験免除の登録教習所に通うとなると、60,000円〜120,000円は必要となります。

なお価格帯にばらつきがあるのは、免許の種類や受講内容がさまざまにあるためです。

教習所でどこまでサポートしてもらいたいのかを考えた上で、自分に合った教習所を探してみてください。