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どんなことを学ぶ?船舶免許の取得を目指す学科講習で勉強する内容について

1級船舶免許の学科講習の内容

操縦できる海域が無制限の一級船舶免許は、試験での問題数が多いため徹底した試験対策が必要です。

試験科目は5つあり、「操縦者の心得及び遵守事項」から12問、「交通の方法」から14問、「運航」から24問、「上級運航Ⅰ」から8問、「上級運航Ⅱ」から6問となっています。

一級船舶免許のみ出題される「上級運航Ⅰ」は、海図と定規を用いて方位計測や航行時間の計算などをしますので、分数や少数での計算が必要です。

船舶免許の中でも専門的な知識が問われるため、学科講習では海図の見方から潮流の計算、気象、エンジンなども詳しく勉強することになります。

2級船舶免許の学科講習の内容

続いて、沿岸区域内(5海里以内)で20トン未満の船舶を操縦できる二級船舶免許について、学科講習の内容を見ていきましょう。

一級船舶免許の取得に必要な「上級運航Ⅰ・Ⅱ」が二級船舶免許にはなく、3科目を重点的に学習していきます。

試験時の問題数は「操縦者の心得及び遵守事項」から12問、「交通の方法」から14問、「運航」から24問。

一級免許よりは取得しやすいものの、海上交通法規や航海、エンジンに関する基礎知識をはじめ、主に暗記をしていく学習内容となります。気象状況などを考慮して安全に航行するための知識が必要です。

海でのトラブルは人命に関わることもあるため、幅広く船や海について学習します。二級船舶免許の学科講習では特殊免許よりも学習範囲が広くなります。

特殊船舶免許の学科講習の内容

陸岸から約3.7km以内(2海里以内)に限って水上オートバイを操縦できる特殊船舶免許。

学科講習では二級船舶免許と同じく3科目を学んでいきます。

ただし、試験での問題数は比較的少なく、「操縦者の心得及び遵守事項」から12問、「交通の方法」から10問、「運航」から18問です。

特殊船舶免許は特に取得しやすいと言われており、2日ほどで免許を取得することができます。

ただし、航行できる海域が制限されていることは、事前に把握しておきましょう。